伸縮継手(しんしゅくつぎて)とは、構造体間の相互変位による影響(温度変化による橋桁の伸縮、橋桁のたわみに伴う端部の回転による変形など)を吸収するための部材をいいます。ジョイントとも呼ばれます。損傷した伸縮継手はアンカー部のコンクリートをはつり、新たな伸縮継手を取替え設置します。
劣化・損傷した道路の舗装を補修します。
劣化を放置しておくとできるポットホールと呼ばれる穴、コブの状態では、舗装面を部分補修します。ひび割れ等損傷がひどい場合は、スパン毎の単位で、既設舗装の剥ぎ取り、新たな合材で打換えを行います。
路面の滞水は事故につながり、大変危険です。雨水が円滑に排水されるよう排水管の補修を計画的に実施しております。
支承(ししょう)は、橋梁の上下部構造のつなぎ目に位置する重要な部材です。
鋼製の支承が従来一般的に用いられてきましたが、阪神淡路大震災以来、積層ゴム支承が多く使用されるようになりました。
橋脚基部の補修工事も行っております。
劣化、損傷を受けたコンクリート床版を取り換える工事です。
継手部の床版の鉄筋を道路方向へ繋ぎ、床板を連続化するノージョイント工法が開発されました。効果として、車両がショックのない走行ができることと騒音、振動が周辺住民に及ぼす影響を軽減することなどがあります。
数十年を経過した鋼床版では、車両の度重なる通行により、鋼床版下面に設置されている部分に疲労き裂が発生することがあります。デッキプレートまでき裂が進行している場合、舗装を剥ぎ取った後にデッキプレート表面を研いてき裂の進行状態を確認してからき裂先端にストップホールを打ち、き裂の進行を防ぎます。
高欄のひび割れ補修などを行い、道路の安全を確保しています。
コンクリートは丈夫な材料というイメージがありますが、塩害、凍害、酸性雨などが原因で、早期劣化や老朽化するコンクリート片の剥落(はくらく)事故が顕在化しています。剥落を未然に防ぐため、現場条件に合う工法で補修を行っております。
快適な高速道路を首都高速道路周辺の環境、景観をよりよいものにするため、数年後の緑地のあるべき景観をめざし樹木されている緑地帯の管理を適切に行っております。